ひとごとじゃない!突然のトラブルは点検で防げるかも、なのです!

こんにちは!自動車整備士のつなぎです!

いくら運転に気をつけていてもクルマのトラブルは起こります。場合によっては事故につながることもありますよ!

特に路上での突然のエンスト、タイヤのパンクなどは、高速道路では一歩間違えば死亡事故につながるかも
  • 高速道路の走行車線でクルマを停止・・・後続車に追突される危険が!
  • 高速走行中にタイヤがパンク・・・ハンドルを取られて対向車線に飛び出したり、側壁に激突したりする場合も!

ただ運が悪かったってことで納得しますか?そのトラブルは未然に防ぐことができたかもしれませんよ!

路上でのトラブル、多いのはこれ!

2017年度のロードサービス救援依頼内容 (JAFウェブサイトより)
一般道路・高速道路の合計

順位 救援依頼内容 件数 構成比
1 過放電バッテリー 738,546 31.97
2 タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足 391,799 16.96
3 キー閉じ込み 192,098 8.32
4 落輪・落込 186,972 8.09
5 破損/劣化バッテリー 125,950 5.45
6 事故 108,827 4.71
7 燃料切れ 64,009 2.77
8 発電機/充電回路 41,189 1.78
9 スタータモータ 31,780 1.38
10 ハンドルロック・キー 26,305 1.14
以上計 1,907,475 82.57
その他合計 402,652 17.43
総合計 2,310,127 100.00

 

救援依頼内容のうち、タイヤのトラブルは日常点検等で異常を事前に発見できる場合もあります。タイヤの空気圧や側面のひび割れや傷、異物が刺さってないか確認してね!

バッテリーの過放電は、夜にライトをつけっぱなしにして朝バッテリーがあがっていたという場合は仕方ないですが、エンジンの始動時のキュルキュル音が少しずつ長くなるのに気がついていたのに放っておいて、とうとうバッテリーが力尽きたという場合もあるでしょう。朝急いでいる時にクルマが動かないって最悪の事態ですよね!そうならないように、普段からクルマの様子を気にかけて、早めに対処するようにしましょう。まずは整備工場へ持っていき、修理や交換が必要なものか、気軽に自動車整備士に相談してみて!クルマも早期発見早期治療が大切、なのです!

 

こんなリスクも!

自動車は公道を走るものなので、走行中の故障や事故が他の交通の妨げになることも少なくありません。それだけでなく、エンジン不調時の排気ガスは、環境を汚染してしまいます。

多くの自動車ユーザーが点検整備の必要性を知りながら、毎日の忙しさや、今まで大丈夫だったからという理由で、クルマの維持管理をおろそかにする傾向がありますが、安全が最優先のクルマには、なにより点検整備が不可欠なのです!

車両火災  乗員の命にかかわるリスク

燃料ホースが劣化して亀裂が生じ、燃料漏れを引き起こすことがあります。この場合、漏れた燃料がエンジンなどの熱源により着火し、車両火災に至ることがあります。
また、エンジンオイルの交換を怠ると、オイルの劣化による潤滑不良でエンジンの破損を招き、最悪の場合火災が発生することがあります。

車輪脱輪  他人の命にかかわるリスク

車輪と車体をつなぐ装置が破損し脱輪するなどして、ハンドル操作ができなくなることがあります。制御不能になった自動車は、歩行者などを危険にさらすことにもなります。

整備不良が原因の交通事故  他のクルマを巻き込むリスク

ブレーキランプ切れが原因で後続車に追突される事故など、点検整備を怠ると他の車を巻き込んだ事故につながる場合があります。ブレーキランプ切れは点検をしないとなかなか気が付かない場合がありますので注意しましょう。
また、整備不良として、普通車の場合、7千円の罰金があります。

オーバーヒートによる路上故障 多大な出費のリスク

冷却不良を起こしエンジンがオーバーヒートしてしまった場合、交通渋滞の原因や、事故のきっかけになる場合があるのはもちろん、修理には多大な出費を要する場合があります。

 
クルマの点検整備をしっかり行うことで、さまざまなリスクを回避することができるのです!