こんにちは!自動車整備士のつなぎです!
今日は、クルマの「日常点検」を説明するね!
クルマを運転していて、なにかおかしいな、と感じたときとか、走行距離がキリ番になったときとか、1ヶ月に1回とか自分で決めて気軽にやってみてね!
気軽にできる日常点検だけど、クルマの突然の故障、なかでもバッテリーあがりやタイヤのパンクなどの防止にはとっても効果があるのです!
日頃からクルマの様子を気にしてね
クルマの異常に気がつくのは、エンジンをかける時や走行時のエンジン音、アイドリング時の異常な振動などから。いつもと違うかなって感じたら、はい点検!。
また、夜間コンビニのガラスなどに映り込んだ光で、ヘッドライトやブレーキランプが切れているのに気がつくこともありますよ。
つなぎの「日常点検」マニュアル!
STEP1 エンジンルームを見てみよう!
まずはボンネットを開けてみましょう。
クルマの取扱説明書があれば一度読んでおきましょう。
たいていは運転席の右下にボンネットを開くためのレバーがあるので、引っ張ってみましょう。いつもやっているような顔をして挑むのがコツなのです。
ガコンって音がしたら、ボンネットが半開きになっているはず。クルマの前から隙間に指を入れて、レバーを探り当てましょう。レバーをうまく操作してボンネットを開けたら、エンジンルームかボンネット裏にあるステー(つっかえ棒)を立てて、ボンネット裏か車体の穴にさして固定します。穴はたくさんありますが、矢印などで指定されているステー専用の穴を使いましょう。ステーがなく、ボンネットが開いたままになるクルマもありますよ。
間違えてトランクや給油口が開いてもだいじょーぶ!
ボンネットを閉めるときはステーをもとの位置に確実に取り付けて、ボンネットをゆっくり降ろして20cmくらいの高さから手を離し、ボンネットをガチャンと落とします。体重をかけて閉めてはいけません。乱暴なようでも、落として閉めましょう。確実にしまっているか確認するのを忘れずに!半開きのまま走行すると大変危険なのです。
液の量があるか目で見てチェック
ウィンド・ウォッシャ液、ブレーキ・オイル、バッテリー液、冷却水、エンジン・オイルが、規定の範囲にあるかをチェックします。
ウィンド・ウォッシャ液
窓が汚れているのにウォッシャ液が出ないとイラッとするよね!ウィンド・ウォッシャ液のタンクのフタを開けて、中の棒のLOW(下限)とNORMAL(上限)の間まで液があるかをチェックして、少なくなっていたらカー用品店などで購入し補充しておきましょう。水だけを入れると、冬は凍ってしまうので専用の液を補充するのです!
ブレーキ・オイル
ブレーキ・リザーバ・タンクのMAXとMINの間に液面があるかチェックします。ブレーキ・オイルが減ることはほとんどありません。減っているようならどこかで漏れている可能性がありますので、自分で液を補充せずにまずは整備工場に行きましょう。ブレーキ・オイルが減ると、運転席のパネルに警告灯が点灯します。
バッテリー液
バッテリー液の液面がUPPERとLOWERの間にあるかな?バッテリー液は多少見にくいですが、クルマを揺らしてみたり懐中電灯などで透かしたりして見てみましょう。バッテリー液もカー用品店で購入することができますが、腐食性の強い液体ですので手や目、衣服や車体にこぼさないように注意しましょう。
また、バッテリーには寿命がありますので、車検のタイミングなどに合わせて定期的に交換しましょうね。